高齢の多発性骨髄腫患者で、自家幹細胞移植が適応にならない人の代表的治療レジメンの1つに、ボルテゾミブ+メルファラン+プレドニゾロン(VMP)がある。スペインSalamanca大学病院のMaria-Victoria Mateos氏らは、このレジメンにダラツムマブを追加するオープンラベルのランダム化フェーズ3試験ALCYONEを行い、従来レジメンよりも治療成績が向上したことを報告した。中間解析の結果はNEJM誌電子版に2017年12月12日に掲載された。

 ヒト抗CD38モノクローナル抗体ダラツムマブは、抗腫瘍活性や免疫修飾作用など、多面的な作用機序を持つことが知られている。これまでに、再発性や難治性の多発性骨髄腫患者にダラツムマブを投与した場合の有効性が示されている。そこで著者らは、新規発症の多発性骨髄腫の標準治療にダラツムマブを併用する臨床試験を計画した。

 対象は、新たに多発性骨髄腫と診断され、合併症があるか年齢が65歳以上であるために、高用量化学療法後の幹細胞移植治療の対象にはならないと判定された患者。重度の貧血や好中球減少症、血小板減少症、重度の肝機能や腎機能の異常などがなく、ECOGパフォーマンス・ステ

多発性骨髄腫にダラツムマブが有望の画像

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