近年の心電図イメージングの進歩により、不整脈に伴う電流の異常を非侵襲的に心筋組織上にマッピングすることが可能になり、さらに非侵襲的な体幹部定位放射線治療(SBRT)を用いた正確なアブレーションもできるようになった。米Washington大学St. Louis校のPhillip S. Cuculich氏らは、5人の難治性心室頻拍患者に放射線アブレーションを適用し、治療後の心室頻拍の頻度が大幅に減少したと報告した。結果はNEJM誌2017年12月14日号に掲載された。

 薬剤抵抗性の心室頻拍患者はカテーテルアブレーションで治療されることが多いが、構造的な心疾患がある患者では、心筋中の不整脈源の部位に焼灼エネルギーが十分に届かないことがある。一方、SBRTは主に癌治療に用いられているが、不整脈の治療にSBRTによるアブレーションを用いた症例報告では、非侵襲的に治療できる可能性を示していた。そこで著者らは、非侵襲的なマッピングとSBRTを組み合わせて、難治性の心室頻拍患者に電気生理学的ガイドに基づく非侵襲的アブレーションを行う治療を計画した。

 対象は、構造的心疾患で、植え込み型除細動器(ICD)を使用してお

放射線アブレーションによる心室頻拍治療の画像

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