癌化学療法誘発性の悪心嘔吐(CINV)は、治療関連の副作用として広く見られるが、癌患者のQOLの低下を招き、深刻な場合には、化学療法の用量削減または中止を余儀なくする。近年、新たな制吐薬が開発され、それらを併用するレジメンも提示されて、症状の大きな緩和が可能になっている。米Indiana大学医学部のRudolph M. Navari氏らは、CINVに対する制吐療法の進歩と現状、現時点での課題などを概説するレビューをNEJM誌2016年4月7日号に報告した。

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