NEJM誌2009年3月26日号に、PSA値を指標とする前立腺癌スクリーニングは前立腺癌による死亡を減らさないとする米国の研究結果(PLCO試験)と、前立腺癌死亡の相対リスクはスクリーニング群で20%低いとする欧州での研究結果(ERSPC試験)が同時掲載された。相反する結果の裏には、試験設計の差が存在する。だが、いずれの結果も、スクリーニングが受検者に、過剰診断と過剰治療を中心とする「害」を与える危険性を示したと言える。

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