第1選択の化学療法後に進行した胃癌や食道胃接合部癌患者に対して、ペンブロリズマブまたはパクリタキセルを投与して有効性と安全性を比較するフェーズ3試験を行った、国立がん研究センター東病院の設樂紘平氏らは、PD-L1の発現が確認された患者を対象に分析を行っても、ペムブロリズマブの生存利益を示せなかったと報告した。結果はLancet誌電子版に2018年6月4日に掲載された。

 第1選択薬が奏効しなかった胃癌患者に対する第2選択としては、ドセタキセル、パクリタキセル、イリノテカンなどの化学療法薬、または抗VEGFR2モノクローナル抗体のラムシルマブの単剤投与かパクリタキセルとの併用などが行われている。近年、免疫チェックポイント阻害薬が進行癌の治療を大きく変化させており、胃癌でもPD-L1の過剰発現が見られるため、PD-1/PD-L1経路を阻害する薬剤は、胃癌患者に利益をもたらす可能性がある。

 ペムブロリズマブはヒト化された抗PD-1モノクローナル抗体で、治療歴のある胃癌の患者に投与したフェーズ2試験KEYNOTE-059では、有望な結果が得られていた。そこで研究者たちは、第1選択のプラチナ製剤とフッ化ピリミジンを

進行胃癌ではペムブロリズマブの利益示せずの画像

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