大腸癌の腫瘍内と浸潤辺縁部のCD3+ T細胞とCD8+ T細胞の数に基づいて算出するImmunoscoreの予後予測能力を評価した、Immunoscore国際コンソーシアムのメンバーである仏INSERMのFranck Pages氏らは、この指標が大腸癌患者の再発までの時間と、無病生存期間、全生存期間の予測因子として有用だったと報告した。結果はLancet誌電子版に2018年5月10日に掲載された。

 著者らは先に、生検標本などに見られる腫瘍への免疫細胞の浸潤は、大腸癌患者の再発までの時間と生存期間に相関することを示した。さらに、固形癌を対象に腫瘍内に存在する免疫細胞のサブタイプについて詳細に分析し、それらの局在や存在する数などが臨床転帰の決定要因として重要である可能性を示し、こうした知見に基づいて、Immunoscoreを構築した。   

 コンセンサスImmunoscoreは、個々の患者から採取した原発腫瘍と浸潤辺縁部のパラフィン切片に免疫組織化学染色を行い、1mm2当たりのCD3+ T細胞と細胞障害性CD8+ T細胞の数をデジタル病理ソフトウェアを用いて、2通りの標本の2種類の細胞の数を計測する。この値を対象とする母集団でそれぞれパーセ

Immunoscoreは大腸癌の予後予測に有用の画像

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