米国ミネソタ州オルムステッド郡の僧帽弁逆流症有病率と、診断後の臨床転帰を調べた米Mayo ClinicのVolha Dziadzko氏らは、成人における有病率は0.59%で、診断後に適切な治療を受けない場合も少なからずあり、一般住民に比べ心不全と死亡のリスクが高かったと報告した。詳細は、Lancet誌電子版に2018年3月10日に掲載された。

 弁膜症の中で最も多く見られるのが僧帽弁逆流症だが、地域社会での有病率、臨床転帰や、外科的治医療の実施率は明らかではなかった。そこで著者らは、観察コホート研究を行って、それらについて検討することにした。

 Mayo Clinicの医療記録とRochester Epidemiology Projectのデータを用いて、ミネソタ州オルムステッド郡内で、2000年1月1日から2010年12月31日までの10年間に、ドプラ心エコー法を受けた2万9390人の中から、中等症から重症の孤発性僧帽弁逆流症と診断された患者を抽出した。孤発性の定義はEuroHeart Surveyに合わせて、心臓手術の病歴がなく、僧帽弁狭窄がなく、大動脈弁の疾患がないこととした。該当する患者の医療記録から、診断後の臨床特性、死亡率、心不全有病率や

僧帽弁逆流の有病率は0.59%で、治療は過少の画像

ログインして全文を読む