CONCORDプログラムは、癌対策の有効性を評価するために、世界各国の癌登録の情報を調べ、主な癌の5年生存率などを比較する国際共同研究だ。英London大学衛生熱帯医学大学院のClaudia Allemani氏らは、2000〜14年までの15年間に診断された患者の癌登録データを比較したCONCORD-3の結果をLancet誌電子版に2018年1月30日に発表した。

 先に行われたCONCORD-2は、1995〜2009年の15年間に世界の67カ国で10種類の癌と診断された患者2567万6887人の癌登録データから国別の5年生存率を比較し、2015年に公表された。その後の情報のアップデートを試みたのがCONCORD-3で、71カ国332地域の癌登録から情報を得て、2000〜14年の15年間に癌と診断された3750万人の患者データを分析した。47の癌登録は、その国または地域の全住民をカバーしていた。

 CONCORD-3では18種類の癌(成人の食道、胃、結腸、直腸、肝、膵、肺、女性の乳房、子宮頸部、卵巣、前立腺の癌と、皮膚の黒色腫と、成人と小児の脳腫瘍、白血病、リンパ腫)を分析対象にした。これらの癌の罹患者は、調査時点における全世界の癌罹患者の4分の3を占めていた。

 年齢標準化した5年生存率を推定した。ほとんどの癌につ

主な癌の5年生存率を国際比較の画像

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