米国CDCのA Danielle Iuliano氏らは、1999〜2015年の世界各国の疫学データからインフルエンザ関連の呼吸器疾患による超過死亡率(EMR)を推定した。その結果、過去のデータから約25〜50万人と推定されていた、全世界の1年当たりのインフルエンザ関連呼吸器疾患死亡数は過小評価であり、新たな推計では約29〜65万人だったと報告した。詳細は、Lancet誌電子版に2017年12月13日に掲載された。

 著者らはまず、62カ国に協力を求めた。このうち日本を含む先進国33カ国が、年代別のインフルエンザ関連呼吸器疾患によるEMRの推定に貢献した(1999〜2015年の疫学データで、最低でも5年分のデータを提供)。著者らは、提供された死亡記録やインフルエンザ・サーベイランス・データなど様々な情報を利用し、時系列対数線形回帰モデルを用いて、各年度のインフルエンザ関連呼吸器疾患によるEMRを推定した。さらにベイズ階層モデルを用いて、各国の平均EMRを求めた。

 それ以外の国については、2015 WHO Global Health Estimate(GHE)の呼吸器感染症死亡率を利用した。データに基づいてEMRを推定できた国と比較するため、GHEのデータを利用して

インフルエンザの死亡率は従来報告よりも高いの画像

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