標準的な心肺蘇生法として用いられている用手的胸骨圧迫では、十分な平均血圧を得られない。より多くの心停止者を社会復帰できるレベルまで回復させるためには、心肺蘇生時の血行動態をさらに向上させて脳の血流量を増やす必要がある。米Wisconsin医科大学のTom P Aufderheide氏らは、能動的に加圧と減圧を繰り返す心肺蘇生(Active Compression-Decompression CPR; ACD-CPR)にインピーダンス閾値弁装置(ITD)を併用すれば、神経学的転帰良好な状態で退院できる患者の割合が増え、90日生存率、1年生存率も上昇することを多施設無作為化試験によって明らかにした。論文は、Lancet誌2011年1月22日号に掲載された。

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