ステロイド依存性ネフローゼ症候群(CDNS)の小児患者に対するステロイド減量療法の第1選択薬として、タクロリムスとリツキシマブを比較するオープンラベルのランダム化試験を行ったインドNilratan Sircar医科大学のBiswanath Basu氏らは、リツキシマブの方が寛解状態を維持するのに効果的でステロイドを減量しやすく、忍容性も高かったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2018年6月18日に掲載された。

 ネフローゼ症候群患者の多くはステロイド治療に反応するが、40%程度は頻回再発型ネフローゼ、あるいはCDNSとなる。CDNS患者には免疫抑制薬を用いたステロイド減量が試みられ、第1選択薬はタクロリムスのようなカルシニューリン阻害薬(CNI)だが、患者によって有効性には差がある。タクロリムスに抵抗性の患者や不忍容の患者には、CD20陽性のB細胞性リンパ腫の治療に用いられるリツキシマブが代替薬に用いられる。そこで著者らは、小児CDNS患者のステロイドを減量する治療に最初からリツキシマブを用いる方法と、減量の際の第1選択とされているタクロリムスの有効性と安全性を比較することにした。

ネフローゼ症候群のステロイド減量にはリツキシマブの画像

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