欧米のガイドラインは、尿管結石に対する薬物療法としてタムスロシンの投与を推奨している。米George Washington大学医学部のAndrew C. Meltzer氏らは、直径が9mm未満の小さな結石がある症候性の患者に対するランダム化対照試験を行い、28日以内の排石率をプラセボと比較したが、有意差は見られなかった。結果は、JAMA Internal Medicine誌電子版に2018年6月18日に掲載された。

 米国では、尿管結石の有病率は過去15年間に2倍近くに上昇した。救急部門受診率も同様に上昇している。主な原因は、糖尿病、肥満、代謝性疾患の増加にあると考えられている。尿管結石の排石を促進するために、欧米のガイドラインはタムスロシンなどのα遮断薬を推奨しているが、これを支持するエビデンスは、より大きな結石の排石率について検討した系統的レビューとメタアナリシスに由来する。自然に排石される可能性の高い、小さな結石の患者に対するタムスロシンの有効性は明らかではなかった。

 そこで著者らは、救急部門を受診した患者を対象に、タムスロシンが28日以内の尿管結石の排出の可能性を高めるかどうかを検討するために、二重盲検のランダ

小さな尿管結石にタムスロシンは不要の画像

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