カナダAlberta大学のJessica D. Forbes氏らは、健康な乳児1087人の出生から12カ月後までの栄養と食事内容を調べ、生後3〜4カ月と12カ月時点の腸内細菌叢を分析して、1歳時点の過体重との関係を検討した。その結果、母乳栄養による腸内細菌叢の構成が肥満予防を仲介していることが示唆された。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2018年6月4日に掲載された。

 成人では、肥満に関係する腸内細菌叢の特徴が複数報告されており、乳児では、母乳栄養かどうかが腸内細菌叢の組成に最も大きな影響を与えることが知られている。しかし、短期的な人工栄養の使用や、離乳食の提供なども含めた乳児に対する栄養補給が、腸内細菌叢の構成と肥満に及ぼす影響の詳細は不明だった。

 そこで著者らは、乳児への栄養補給の状態と、腸内細菌叢の構成、1歳時点の過体重リスクの関係を検討することにし、バースコホートCanadian Healthy Infant Longitudinal Development(CHILD)に登録されていたカナダの4地域の家族のうち、2009年1月1日から2012年12月31日までに登録された女性から正期産で健康に出生した1087人(男児580人・女児507

母乳栄養が子の肥満リスクを減らす可能性の画像

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