メトホルミンは2型糖尿病患者に対する第1選択として推奨されているが、腎機能が低下している患者では、乳酸アシドーシスが発生する可能性がある。米国Johns Hopkins Bloomberg School of Public HealthのBenjamin Lazarus氏らは、Geisinger Health Systemを利用した地域住民コホートを用いて、乳酸アシドーシスによる入院が増加するのは推定糸球体濾過率(eGFR)が30mL/分/1.73m2未満の患者であり、MarketScan databaseの民間保険データを用いて検証しても同様の結果が得られたと報告した。結果は、JAMA Intern Med誌電子版に2018年6月4日に掲載された。

 米国のFDAは、eGFRが30mL/分/1.73m2未満の患者にはメトホルミンを禁忌としたが、eGFRが30〜60mL/分/1.73m2の軽度から中等度の慢性腎臓病(CKD)患者に対しては、メトホルミンを投与すべきかどうかの結論が出ていない。347件の研究を調べた系統的レビューとメタアナリシスでも、191件の研究がCKD患者を除外していたため、明快な結論が出なかった。そこで著者らは、eGFRが低下している患者のメトホルミンの使用とアシドーシスによる入院リスクを調べるために

中等度CKD患者にもメトホルミンは使えるの画像

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