米Texas大学MD Anderson癌センターのRobert L. Dood氏らは、66種類の原発性癌について経時的な死亡率を調べ、米国の国勢調査データと比較して、年間死亡率が高いハイリスク期間と、標準人口死亡率に近づいて安定したローリスク期間に分けて分析し、癌の種類によっては標準化した5年生存率が適切な指標ではないものもあると報告した。結果は、JAMA Oncology誌電子版に2018年6月2日に掲載された。

 癌治療の専門医からプライマリケア医に担当を引き継ぐべき時期や、引き継ぎ方法に関するガイダンスは存在しない。その理由の1つとして、癌の種類によって自然経過が大きく異なり、利用可能な治療の有効性も異なり、診断から死亡までの期間が様々なことが挙げられる。そこで著者らは、各種の癌の基本的な経過に関する情報を調べ、それに基づいて癌サバイバーのケアの個別化を容易にする必要があると考えた。

 まず最初に米国National Cancer Instituteのデータベース「Surveillance, Epidemiology, and End Results(SEER)」に登録されていた、1973年から2013年までに初めて癌と診断された患者の情報を利用し、各種の癌について1年当たりの死亡率を算出することにした。

固形癌の生存曲線を決めるための研究の画像

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