心臓手術を受ける患者が同時に外科的な左心耳閉鎖術(LAAO)を受けた場合、その後のアウトカムへの影響を検討するために後ろ向きコホート研究を行った米国Mayo ClinicのXiaoxi Yao氏らは、LAAOが脳梗塞総死亡率のリスクを有意に減らす一方、術後には心房細動(AF)発症リスクが上昇する可能性があると報告した。結果はJAMA誌2018年5月22/29日号に掲載された。

 AF患者の心原性脳梗塞の多くは、左心耳に生じた血栓が原因だ。そのため心臓手術が必要な患者では、脳梗塞のリスクを減らすために、心臓手術と同時に外科的LAAOが行われる場合がある。しかし、AFの既往がない心臓手術患者にLAAOを実施すると、その後AFを発症しやすくなるという報告もある。そこで著者らは、心臓手術と同時に行うLAAOが、脳梗塞と死亡を減らしているかどうかを調べ、術前のAFの病歴別に分析も行い、LAAOがその後のAF発症に及ぼす影響についても検討することにした。

 米国の民間保険またはMedicare Advantageに加入している患者の情報を登録している大規模な管理データベースOptumLabs Data Warehouseを用いて、後ろ向

左心耳閉鎖術は脳梗塞と総死亡率を減らすの画像

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