米国Louisiana州立大学のKhagendra Dahal氏らは、左室駆出率(LVEF)が40%以上の患者や、うっ血性心不全(CHF)ではないST上昇心筋梗塞(STEMI)患者に対して、抗アルドステロン薬(AA)を投与したランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行い、対照群に比べAAはわずかだが有意に死亡率を減少させていたと報告した。結果はJAMA Internal Medicine誌電子版に2018年5月21日に掲載された。

 アルドステロンは、組織の線維化を促進する作用を持つことから、STEMI患者の心室リモデリングに悪影響を及ぼす可能性が指摘されていた。エプレレノンを用いたEPHESUS試験によって、LVEFが40%未満のSTEMI患者にAAが利益をもたらすことが示され、これらの患者にはAAの適用が推奨されている。しかし、LVEFが40%以上の患者やCHFではない患者については、AAの生存利益を示した臨床試験は1件だけで、その他は明確な結論が得られていなかった。

 そこで著者らは、系統的レビューとメタアナリシスを行うことにした。PRISMAガイドラインに従い、PubMed、Embase、CINAHL、コクランセントラルなどに2017年6月までに登録さ

抗アルドステロン薬は心不全ではないSTEMI患者にも有望の画像

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