カナダMcMaster大学のWilliam F. McIntyre氏らは、系統的レビューとメタアナリシスを行い、血液分布異常性ショックを起こした患者にカテコラミン系昇圧薬に加えてバソプレシンを投与すると、カテコラミンを単独で使用した場合よりも心房細動のリスクが低下すると報告した。結果は、JAMA誌2018年5月8日号に掲載された。

 血液分布異常性ショックは、主に敗血症によって発生するが、心臓手術後や脊髄損傷の後に、また低灌流状態が長期間続いた後やアナフィラキシー時にも生じ得る。管理には、ショックの原因となっている疾患の治療の他、緊急輸液や昇圧薬の投与などが行われる。カテコラミン系昇圧薬(ノルエピネフリン、エピネフリン、ドパミン、ドブタミンなど)が用いられることが多いが、アウトカムに影響を与える心筋虚血や不整脈などの有害事象が発生する可能性がある。

 最新のSurvival Sepsisガイドラインは、動脈圧を上昇させるためにノルエピネフリンにバソプレシンを追加すること、また、ノルエピネフリンの用量を減らすためにバソプレシンを追加することを、弱いながらも推奨しているが、それらを支持す

血液分布異常性ショックにはバソプレシン追加の画像

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