乳癌患者に対する内分泌療法に起因する脱毛症(EIA)の臨床特性やQoLへの影響を検討した、米Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのAzael Freites-Martinez氏らは、EIA患者の多くは軽症だが、QOLに大きな影響を及ぼすこと、ミノキシジルが奏功する患者も多いことを報告した。結果はJAMA Dermatology誌電子版に2018年4月11日に掲載された。

 乳癌患者に対する内分泌療法は、ほてりや気分障害、骨減少症、関節痛などの有害事象を引き起こす。それだけでなく、アロマターゼ阻害薬を適用された236人の女性のうち8%が脱毛症により治療を中止したという報告もあった。内分泌療法と脱毛症に関するメタアナリシスでは、35件の臨床試験に参加した1万3415人における脱毛症罹患率は4.4%で、特にタモキシフェンを使用していた患者の罹患率が高く、25.4%だったと報告されている。

 これまで、EIAの臨床特性や、QOLへの影響、皮膚科で行われる脱毛症治療に対する反応などについて系統的に調べた研究はなかったことから、著者らは、後ろ向きコホート研究を実施して、EAIの特徴を分析した。

 2009年1月1日から2016年12月31

乳癌の内分泌療法は男性型と似た脱毛を起こすの画像

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