ST上昇心筋梗塞(STEMI)で入院した患者を対象に、30日死亡率に認められる性差について検討したイタリアBologna大学のEdina Cenko氏らは、受けた治療などとは無関係に、「60歳未満の女性」が、30日死亡の独立した危険因子であると報告した。結果はJAMA Internal Medicine誌電子版に2018年4月9日に掲載された。

 これまでに行われた研究では、急性心筋梗塞後の死亡リスクには、患者の性別と年齢が関係すること、若い患者では男性より女性の死亡率が高いが、高齢者になると死亡率に性差は見られないことを示していた。しかし、それらの研究は広範な患者を対象に行われており、STEMI患者に限定して、死亡リスクに性差があるかどうかを検討した質の高い研究はなかった。

 そこで著者らは、STEMIから30日以内の死亡リスクが、男性より女性で高いかどうかを検討し、性差があれば、年齢、適用された薬物療法、プライマリPCIの有無などがそこに果たす役割について明らかにしようと考えた。

 国際的なレジストリであるInternational Survey of Acute Coronary Syndromes in Transitional Countries(ISACS-TC)に情報を登録している、12カ

STEMI患者の30日死亡率は女性の方が高いの画像

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