米California大学San Francisco校のNeal L. Benowitz氏らは、一般の喫煙者を対象に、禁煙補助薬であるバレニクリンブプロピオンニコチンパッチの心血管系に対する安全性をプラセボと比較したランダム化対照試験を行い、割り付けから最長52週後までの期間の心血管イベント発生率はプラセボ群と差が無かったと報告した。結果はJAMA Internal Medicine誌電子版に2018年4月9日に掲載された。

 禁煙補助薬の使用は禁煙の成功率を高めることが示されている。しかし、禁煙補助薬の心血管系に対する害を懸念する、喫煙している患者に勧めるのをためらう臨床医も少なからずいる。そこで米食品医薬品局(FDA)と欧州医薬品庁(EMA)は、バレニクリンとブプロピオンの製造会社に、有害事象を評価するランダム化対照試験を要請した。そこで、両薬とプラセボ、アクティブコントロールとしてニコチンパッチによる補充療法を比較するEAGLES試験が行われた。精神神経系の有害事象リスクの結果は既に報告されている。

 トリプルダミー方式の試験の患者登録は、世界の140施設で、2011年11月30日から2015年1月13

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