米軍人保健科学大学のEdward Mitre氏らは、米軍関係者と家族の医療記録が登録された大規模データベースを用いて、生後6カ月間に制酸薬抗菌薬を投与された乳児の、その後のアレルギー性疾患発症率を調べる後ろ向きコホート研究を行い、これらの薬がアレルギー性疾患のリスクを上昇させていたと報告した。詳細は、JAMA Pediatrics誌電子版に2018年4月2日に掲載された。

 制酸薬や抗菌薬などは、腸内細菌叢の組成に影響を与える可能性がある。また、制酸薬は、蛋白質の消化に影響を与えて、消化管での抗原の処理方法を変化させ得る。そこで著者らは、幼少期の特定の医薬品の曝露は、アレルギーの発症リスクを増加させるという仮説を立てて検証を試みた。

 現役軍人、州兵と予備役、退役軍人とそれらの家族をカバーする健康管理と医療サービスのTRICAREに加入しており、2001年10月1日から2013年9月30日までにMilitary Health System(MHS)データベースに出生に関する記録が登録されており、生後35日以内から少なくとも1歳になるまで、TRICAREに持続加入していた小児を組み入れ対象にした。出生時の入院期間が7日を

乳児期の薬物療法がアレルギーを増やす?の画像

ログインして全文を読む