米国の成人を対象に、聴力低下と不慮の事故による外傷の関係を検討したCalifornia大学Irvine校のHarrison W. Lin氏らは、聴力が正常な人に比べ、聴力低下があると事故外傷が発生するリスクが高く、特にレジャー中の外傷リスクは、聴力が低下するほど大きくなる傾向を示したと報告した。データは、JAMA Otolaryngol Head Neck Surgery誌電子版に2018年3月22日に掲載された。

 米国では、不慮の事故による外傷は、合併症や死亡の主な原因の一つであり、米疾病管理センター(CDC)の報告によると、2011年には、米国における死亡の5.0%が、意図的ではない事故に起因していた。聴覚障害はそうした外傷のリスク上昇に関係している可能性がある。これまでにも、聴力障害と不慮の事故による外傷の関係を調べた研究はいくつか行われていたが、結論に一貫性はなく、いずれも一部の地域や施設で行われた小規模なものだった。

 そこで著者らは、米国CDCが1957年から実施しているNational Health Interview Survey(NHIS)のデータを利用して、聴力障害と事故の関係を調べることにした。NHISは、米国民の健康に関する問題を調べるために行われる

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