3歳から7歳の間に外傷性脳損傷(TBI)を経験した小児を約7年間追跡し、二次性注意欠陥多動性障害(SADHD)発症について検討した米Cincinnati小児病院医療センターのMegan E. Narad氏らは、重症TBI後の患者に有意なリスク上昇が見られること、家族機能が良好であると発症リスクは低下することを報告した。JAMA Pediatrics誌電子版に2018年3月19日に掲載された。

 TBI後の小児に精神障害が見られることは少なくない。最も多いのが注意欠陥障害で、SADHDの有病率は約20%といわれているが、これまでに行われた研究は、TBIから2年後までしか追跡していなかった。また、SADHDの危険因子に関する研究も十分に行われていなかった。一方で、TBI以前からの家族機能や社会経済的地位がSADHDリスクに関係することが示唆されていた。

 TBI後にSADHDを発症する患者が予測できれば、早期に発症を検出し、適切な治療を開始でき、さらなる機能的な問題の現れを抑制できる可能性がある。そこで著者らは、TBIから5-10年後のSADHDの発症について調べ、SADHDと患者の特性(性別、TBI時の年齢、TBIの重症度)および環境要因(社会経済的状況、家族機能、

頭部外傷を受けた小児はADHDを起こしやすいの画像

ログインして全文を読む