米Colorado大学Denver校のAmanda F. Dempsey氏らは、医療従事者のコミュニケーション能力を高める介入法が、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種率向上につながるかどうかを調べるクラスターランダム化対照試験を行い、介入を受けた医療機関を利用しているティーンエージャーは、従来通りの指導を行った医療機関の利用者に比べ、HPVワクチン接種開始率が高かったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2018年3月5日に掲載された。

 米国では毎年、3万5000人を超える人々がHPV関連の癌を発症する。HPVワクチンは2006年から女性に、2009年からは男性にも接種されているが、13〜17歳までの接種開始率は、2016年でも60.4%で、3回の接種を完了したのはそれらのうちの3分の2に留まっている。

 思春期の男女が予防接種を受けるかどうかに大きな影響を及ぼすのは、医療従事者がそれを勧めるかどうか、そしてどのように勧めるかにある。しかし多くの研究が、接種対象である本人とその親に対して、ワクチンの有効性をうまく説明できない医療従事者が多いことを示していた。そのため米大統領癌諮問委員会は、HPVワクチンの接種率向上を目的とする

HPVワクチンの接種率向上を調べたRCTの画像

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