米国Stanford大学医学部のChristopher D. Gardner氏らは、低脂肪食と低糖質食の効果を比較し、遺伝子型やベースラインのインスリン分泌能が、これら食事法の有効性に関連するかどうかを検討するランダム化対照試験を行い、肥満者の減量効果に差はないこと、遺伝子型やインスリン分泌能は、より有効な食事法の選択の指標にはならなかったと報告した。結果は、JAMA誌2018年2月20日号に掲載された。

 食生活の改善は、減量を成功させるために非常に重要だ。しかし、他の食事法に比べ一貫して効果が高いことが示されている食事法はない。また、同じ食事療法に取り組んでも減量効果は個人によって大きな幅がある。これまでに行われた研究は、遺伝子型やインスリン分泌能が、食事法の減量効果への影響を修飾する可能性を示唆していた。そこで著者らは、健康的な低脂肪食(HLF)と健康的な低糖質食(HLC)がもたらす減量効果を比較し、減量の程度に遺伝子型やインスリン分泌能が関係するかどうかを調べるランダム化対照試験DIETFITSを計画した。

 試験参加者は2013年1月29日から2015年4月14日までの期間に、糖尿病ではなく、BMIが28〜40で、年齢が18〜50歳の地域住民から募集

低脂肪食と低糖質食の減量効果に差なしの画像

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