感染性心内膜炎患者で塞栓症リスク予測や手術適応を検討するカットオフ値として、疣腫のサイズが10mmを超えるかどうかで判定するのが適切かを確認するため、系統的レビューとメタアナリシスを実施した米Cleveland ClinicのDivyanshu Mohananey氏らは、疣腫が10mm超の場合に塞栓症発症率と総死亡率のオッズが有意に上昇していたと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2018年2月19日に掲載された。

 感染性心内膜炎は生命を脅かす疾患で、年間死亡率は最大で40%になる。また、最大で80%が塞栓性イベントを経験するといわれている。1997年に発表されたメタアナリシスなどから、塞栓イベントのリスクを推定するカットオフ値は、疣腫の大きさが10mm超と言われてきた。しかし、研究デザインの不均一性が大きく、それ以後に規模の大きな質の高い研究が複数発表されたため、著者らは新たに系統的レビューとメタアナリシスを実施することにした。

 PubMed、EMBASEに2017年5月1日までに登録されていた論文の中から、感染性心内膜炎で入院した患者の疣腫の大きさと、塞栓イベントや死亡率を報告していた研究を抽出した。疣腫のサイズは、2次元経胸壁心エコー検査(TTE)ま

10mm超の疣腫は心内膜炎のリスク推定に有効の画像

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