米国では、思春期の特発性脊柱側弯症(AIS)に対するスクリーニングの日常的な実施は推奨されていない。AISスクリーニングやAISに対する介入の利益や害に関するデビデンスの検討を行った米Kaiser PermanenteのJohn Dunn氏らは、AISスクリーニングの精度は高く、介入によりは思春期の側湾の進行を抑制できるが、それらが成人後の転帰に及ぼす影響は不明だったと報告した。結果はJAMA誌2018年1月9日号に掲載された。

 米国では、10〜18歳で脊柱の傾きが10度以上の患者をAISと判定する。1985〜2011年のスクリーニング研究から、AISの有病率は0.5〜5.2%と推定されている。AIS患者の3分の2は、骨の成長が続いている思春期の間に湾曲が進行する。湾曲が軽度のうちは症状を起こさないが、成人後の湾曲が重度になると肺容積を減少させ呼吸機能障害を起こすため、傾きが50度以上になると手術の対象とみなされる。そこで思春期にスクリーニングを実施して早期から介入を行えば、重度の湾曲や成人後のアウトカムを改善できるかが問題となる。

 US Preventive Services Task Force(USPSTF)の2004年の勧告では、無症候の思春期の人々に対するA

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