アルツハイマー病(AD)に対する治療薬候補として期待を集めていた、選択的セロトニン5-HT6受容体拮抗薬であるidalopirdineを、コリンエステラーゼ阻害薬と併用した3件のフェーズ3試験は、いずれも有効性を示せなかった。米California Pacific Medical CenterのAlireza Atri氏らは、結果をJAMA誌2018年1月9日号に報告した。

 idalopirdineを安定用量のドネペジルと併用するフェーズ2試験では、30mgを1日3回中等症のAD患者に投与すると、ドネペジル単剤で投与した場合に比べ、症状軽減が大きくなることが示されていた。そこで著者らは、軽症から中等症のAD患者に、idalopirdineをドネペジルまたは他のコリンエステラーゼ阻害薬と24週間併用して、プラセボ併用と比較する3件の二重盲検ランダム化対照試験、STARSHINE(試験1)、STARBEAM(試験2)、STRBRIGHT(試験3)を計画した。

 対象は年齢50歳以上のAD患者で、スクリーニング時点のMMSEスコアが12〜22点で、安定用量のコリンエステラーゼ阻害薬を既に4カ月使用している人。メマンチンを使用している患者、AD以外の認知症患者、血液検査で重度の異常が見つかった患者、有効性と安

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