スウェーデンでは、新規診断の再発寛解型多発性硬化症(RRMS)患者に対するリツキシマブの適応外使用例が増えている。スウェーデンKarolinska研究所のMathias Granqvist氏らは、インターフェロンβ(IFNβ)などから治療を初めて他の疾患修飾薬に切り替えていく標準的な治療と、第一選択薬としてリツキシマブを用いた治療を比較して、リツキシマブの方が治療成績が良好だったと報告した。結果は、JAMA Neurology誌電子版に2018年1月8日に掲載された。

 抗CD20抗体のリツキシマブは、RRMSと一次進行型MS患者に対する治療の選択肢として有望と考えられており、スウェーデンでは、MSに対するリツキシマブの適応外使用が増えているが、同国内でも使用率には地域差がある。そこで著者らは、従来型の標準治療が多い地域(Stockholm)と、リツキシマブの使用が多い地域(Vasterbotten)のRRMS患者に治療データを比較するレトロスペクティブなコホート研究を計画した。

 対象は、2つの地域で2012年1月から2015年10月までにRRMSと診断され、新たに治療を開始した患者。同国の全国MS患者登録のデータを用いた。患者の病状は2016年4月30日まで

多発性硬化症でリツキシマブ第一選択が有用の画像

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