母胎内で抗てんかん薬に曝露した小児では、自閉症形質を発症するリスクが上昇する。ノルウェイHaukeland大学病院のMarte Bjork氏らは、同国の妊婦を対象とするコホート研究を行い、抗てんかん薬を使用している女性が妊娠の前後に葉酸を使用していると、生まれた児が自閉症形質を発症するリスクが低下していたと報告した。詳細は、JAMA Neurology誌電子版に2017年12月26日に掲載された。

 葉酸の代謝経路に関係する遺伝子多型が自閉症に関係することが報告されており、一般集団では、妊娠前後の葉酸摂取が自閉症スペクトラム障害のリスクを低下させることが示されていた。また、抗てんかん薬の一部は、葉酸の吸収と代謝に影響を与えるため、一般の妊婦よりてんかんの妊婦では葉酸不足が起こりやすい。そのため、英国などでは抗てんかん薬を使用している妊婦には高用量(5.0mg/日)の葉酸サプリメントが推奨されている。しかし、妊婦の葉酸摂取が、母胎内で抗てんかん薬に曝露した小児の自閉症リスクに影響を与えるかどうかは明らかではなかった。

 また、低用量(0.4mg/日)の葉酸サプリメントは、二分脊椎などの

抗てんかん薬が必要な妊婦には葉酸を推奨の画像

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