スペイン・バルセロナで開催されている欧州心臓病学会(ESC2017)で米国ハーバード大学のPaul Ridker氏は、心筋梗塞の既往があり高感度C反応性蛋白(hsCRP)が高値の患者に対する抗インターロイキン(IL)-1β抗体カナキヌマブの投与により、心血管疾患(CVD)の再発リスクが15%、有意に減少したと発表した。CANTOS試験の結果で、あらかじめ定められた評価項目ではなかったが、癌、特に肺癌の罹患や肺癌による死亡のリスクも大幅に減少していた。動脈硬化性疾患における残余リスクとして慢性炎症への介入に利益があることを初めて証明しただけでなく、癌の抑制という新たな仮説を提案する研究結果は、今年のESCで最

IL-1β抗体カナキヌマブ、CVリスクを有意減少の画像

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