東日本大震災の発生は金曜日の14時46分。通常業務のゴールデンタイムを巨大地震が襲ったという意味では、近代日本医療史上、初めての事態といえる。当然、東北地方の多くの病院で多くの手術が行われていた。停電となった手術室で大型医療機器は大きく揺れ、患者の安全を確保するとともに、自身の生命への恐怖も禁じ得なかった―。大地震発生時の手術中の状況をアンケートした結果を弘前大学胸部心臓血管外科教授の福田幾夫氏らがまとめ、4月14日に日本外科学会の特別企画「外科医たちの『東北地方太平洋沖地震』体験談」の中で報告した。

3.11、そのとき手術室で何が起こったかの画像

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