京都大学医学部附属病院輸血細胞療法部教授の前川平氏と講師の木村晋也氏らのグループは、リン酸化酵素のLynとAblの両方を阻害できる薬剤NS-187の同定に成功した。Ablは慢性骨髄性白血病(CML)で重要な役割を果たしており、イマチニブの標的で、Lynはイマチニブの耐性機構で働いていると考えられている。そのため、NS-187は、イマチニブに続く新しいCMLの治療薬になる可能性がある化合物になる。現在日本新薬と共同開発を進めており、来年には臨床試験入りする可能性がある。成果は10月25日に名古屋市で開催された日本癌治療学会のシンポジウム1「分子標的医療の展開−臨床の問題点とその克服」で発表された。

イマチニブを超えるCML治療薬候補が開発、2つのリン酸化酵素を阻害の画像

ログインして全文を読む