本邦でも抗TNFα製剤であるインフリキシマブとエタネルセプトがRA治療に使用されるようになったが、クローン病に対しては前者のみが有効であるなど、両剤はその薬理作用において違いがあることが推察されている。九州大学大学院病態修復内科学の三苫弘喜氏は、両薬剤は可溶性TNFαを中和するという点で同様の作用を示すが、膜型TNFαを介した炎症反応への作用に違いがあり、「インフリキシマブのみで、内向きシグナルによりアポトーシスおよび細胞周期停止を誘導して抗炎症作用を示す」と報告した。

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