これまで脳卒中予防のための治療試験は主に二次(再発)予防を目的として行われてきた。二次予防では降圧療法、抗血小板療法、脂質低下療法などの有効性が認められているが、欧米や日本にみられる急速な高齢化は、一次予防対策の構築を急務としている。本学会ではそうした状況をふまえ、「Is It Time for Primary Prevention Trials in Stroke?」と題するシンポジウムが開催され、脳卒中一次予防のための臨床試験について、4人の演者が疫学的背景、ハイリスク患者を対象とする治療戦略、生活習慣是正のトライアル、一次予防試験のエンドポイントなどの角度から議論を展開した。ここでは、最近、脳卒中予防試験の方法論に大きな変革をもたらし

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