ノルウェーOslo大学のOyvind Holme氏らは、地域住民に対するS状結腸鏡検査での大腸癌スクリーニングがもたらす効果を約15年間追跡し、男性ではスクリーニングによる死亡率減少効果が見られたが、女性ではスクリーニングを受けなかった対照群と死亡率に差はなかったと報告した。結果はAnn Intern Med誌電子版に2018年4月24日に掲載された。

 大腸癌の発症率は女性より男性の方が高いため、男性ではスクリーニングにより死亡率が有意に減少したことが報告されているが、女性では必ずしも明確な結果が得られていなかった。そこで著者らは、軟性S状結腸鏡検査による大腸癌スクリーニングが、男性と女性の大腸癌の発症率と死亡率に及ぼす長期的な影響を調べるために、10万人弱の住民を最長17年間追跡したランダム化対照試験NORCCAP(Norwegian Colorectal Cancer Prevention)のデータを分析することにした。

 NORCCAPは、1999〜2001年にノルウェーのオスロとテレマルク県の全住民に参加を呼びかけ、大腸癌の病歴がない50〜64歳の男女を登録し、1回限りの軟性S状結腸鏡スクリーニング、またはスクリーニングなしにランダムに割り付けた試

S状結腸鏡スクリーニングの有効性に男女差の画像

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