感染が疑われる患者の敗血症の診断に用いられるようになったquick Sequential Organ Failure Assessment score(qSOFA)と、従来から用いられてきた全身性炎症反応症候群(SIRS)診断基準の、死亡率予測精度を比較するために、系統的レビューとメタアナリシスを実施したカナダOttawa大学のShannon M. Fernando氏らは、短期間の死亡率予測はSIRSの方が感度が高かったと報告した。結果はAnn Intern Med誌電子版に2018年2月6日に掲載された。

 敗血症を発症するリスクが高い感染症の患者のスクリーニングには、従来はSIRS基準が用いられてきた。しかしSIRS基準は、特異度が低く、ICUを受診する患者の多くが敗血症と見なされてしまう、という批判があった。また、先頃行われた大規模な研究は、ICUに入院した重症敗血症患者の8人に1人が、SIRSでは陰性判定を受けてしまう、と報告していた。

 これらの点を考慮して、最新の敗血症の定義であるSepsis-3は、SIRSを敗血症の定義から除外し、感染が疑われる患者を速やかにリスク層別化し、院内死亡リスクが高い人々を同定するためにSepsis-3はqSOFAを推奨した。qSOFAは、収

qSOFAとSIRS基準の死亡率予測精度を比較の画像

ログインして全文を読む