慢性腎臓病(CKD)患者に対する最適な血圧の目標値は明確になっていないが、ガイドラインは、CKD患者の血圧の目標値を合併症がない高血圧患者より低く設定している。だが、CKD患者により低い血圧目標値を設定することで、本当に臨床利益が得られるのだろうか。この疑問に基づき系統的レビューを行った米Tufts大学医学部のAshish Upadhyay氏らは、140/90mmHg未満を目標とした場合と130/80mmHg未満を目標とした場合とで、転帰に有意差はほぼ見られないこと、ただし顕性蛋白尿の患者については、目標値を低く設定することでいくつかの転帰が有意に向上することを示した。論文は、Ann Intern Med誌電子版に2011年3月14日号に掲載された。

ログインして全文を読む