英国Oxford大学のJack W O’Sullivan氏らは、画像診断検査で偶然に見つかった腫瘍(インシデンタローマ)の有病率を調べるために、観察研究を対象とする系統的レビューとメタアナリシスを集めたアンブレラレビューを行い、使用するモダリティーと対象臓器により有病率と腫瘍が悪性である割合にかなりの差があったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年6月18日に掲載された。

 健康で無症状の患者の画像から偶発的に腫瘍が発見された場合、または症状があるために検査を受けた患者の画像から、明らかに症状とは無関係の腫瘍が発見された場合に、見つかった腫瘍をインシデンタローマと呼ぶ。米大統領諮問委員会は臨床医に対して、検査を受ける前に患者とインシデンタローマについて話し合うことを推奨している。しかし、インシデンタローマの有病率とその後のアウトカムに関する情報が不足しているため、現時点では話し合いはほとんど行われていない。

 そこで著者らは、インシデンタローマの有病率と転帰に関する情報を得るために、系統的レビューとメタアナリシスをまとめて分析するアンブレラレビューを計画した。MEDLINE、EMBASE

画像から偶発的に見つかる腫瘍の有病率の画像

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