英国Bristol大学のEdward Mountjoy氏らは、UK Biobankのデータを用いてメンデルランダム化解析を行い、義務教育終了後にさらに教育を受けた年数が長くなるほど、近視が進み屈折異常が増加していたと報告した。なお、近視になるほど教育年数が増えるという逆の因果関係は見られなかった。詳細は、BMJ誌電子版に2018年6月6日に掲載された。

 近視に対する遺伝的な要因の関与は指摘されているが、遺伝要因のみでは過去数十年間の近視の有病率の急速な上昇を説明できない。屋外で過ごす時間が長い小児は、近視になりにくいといった報告はあるが、読書などの近くを見る作業時間とは必ずしも相関していない。かといって、小児の教育年数を制限するような非倫理的なランダム化対照試験は行えない。そこで著者らは、ゲノム解析による遺伝子データが判明している大規模コホートのデータを利用してメンデルランダム化解析を行い、教育期間と近視の関係を検討することにした。

 UK Biobankコホートの中から、教育を受けた期間と屈折異常に関する情報が利用でき、遺伝情報も登録されていた、イングランド、スコットランド、ウェールズ(これらの

教育を受ける期間が長いほど近視が進むの画像

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