米Boston大学のLaila Staerk氏らは、フラミンガム研究のデータを利用して55歳、65歳、75歳時点の危険因子の保有状況と、心房細動の生涯リスクの関係を調べるコホート研究を行い、55歳の人がその後の生涯で心房細動を発症する割合を37%と推定し、危険因子を持たない人でも23.4%だったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年4月26日に掲載された。

 加齢は心房細動の重要な危険因子だ。先進国では高齢者が増加し、心房細動の発症率と有病率が上昇しているため、有効な予防戦略の必要性が高まっている。しかし、複数の危険因子の存在を考慮した上での心房細動の生涯リスクに関するデータは少ない。そこで、著者らはFramingham Heart Studyで得られた長期的なデータを利用して心房細動の生涯リスクを推定することにした。

 対象は、1948年に組み入れを開始したオリジナルコホート(5209人)、1971年にオリジナル参加者の子どもたちの世代を組み入れた第2世代コホート(5124人)、さらに2002年に組み入れを始めた第3世代コホート(4095人)の中から、55歳、65歳、75歳の時点で心房細動を起こしたことがない人を選んだ。対象者は、最初に心房細動と診断されるまで、フラミ

心房細動の生涯リスクを推定するの画像

ログインして全文を読む