フランス国立保健医学研究所(INSERM)のThibault Fiolet氏らは、砂糖や油脂、塩を多く含み、保存料などが添加されており、きっちり包装されて日持ちも良い、超加工食品(ultra-processed foods)の摂取レベルと癌の関係を調べるプロスペクティブなコホート研究を行い、超加工食品の摂取量が多いとあらゆる癌乳癌のリスクが有意に高まると報告した。データはBMJ誌電子版に2018年2月14日に掲載された。

 超加工食品がいくつかの疾患、特に癌のリスクを上昇させるのではないかという懸念が高まっている。超加工食品はしばしば、総脂肪、飽和脂肪酸、砂糖、塩の含有量が高く、食物線維とビタミンが少ない。また、加熱によってメイラード反応が生じ、発癌性があるアクリルアミドやヘテロサイクリックアミン、多環芳香族炭化水素が生成しやすい。さらに、食品と接触する包装材料に発癌性を有する物質や内分泌障害物質などが含まれている可能性がある。

 超加工食品の範囲はNOVA分類を用いた。NOVAは、食品の加工を目的と程度に基づいて分類するもので、厳密な定義ではない。超加工食品の例は、大量生産され包装された

超加工食品は発癌リスクを増やすの画像

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