新たに2型糖尿病の治療を開始した地域住民を登録し、SGLT2阻害薬カナグリフロジンと、DPP-4阻害薬GLP-1受容体作動薬スルホニル尿素(SU薬)の心不全予防効果を比較するコホート研究を行った米Harvard大学医学部のElisabetta Patorno氏らは、心筋梗塞や脳卒中には差が見られなかったが、カナグリフロジンは心不全による入院を減らしていたと報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年2月6日に掲載された。

 心血管疾患は2型糖尿病患者の合併症と死亡の主な原因となっている。糖尿病患者では、アテローム性心疾患に加えて、心不全による入院と死亡のリスクが高い。企業の後援を受けた研究では、SGLT2阻害薬が心不全による入院を減らすことが示されているが、どのクラスの糖尿病治療薬が心血管予防に効果的かを直接比較した研究はなかった。

 そこで著者らは、新たに2型糖尿病治療を開始した患者を対象に、米国で最初に発売されたSGLT2阻害薬であるカナグリフロジンと、DPP-4阻害薬(アログリプチン、リナグリプチン、サキサグリプチン、シタグリプチン)、GLP-1受容体作動薬(アル

カナグリフロジンは心不全の入院を減らすの画像

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