平熱は個人によって異なる。平熱に差がある理由を探った米Brigham and Women's HospitalのZiad Obermeyer氏らは、感染症以外の原因で同じ医療機関を受診した約3万5000人の体温を、同じ機器で計測した時系列データを調べ、人口統計学的要因、併存疾患、生理学的指標の一部が平熱の変動に関係することを示した。また、平熱が0.15度高いと1年死亡率が8.4%高くなっていたと報告した。結果はBMJ誌電子版Christmas 2017に掲載された。

 体温に関する研究が行われたのは1950年までで、それ以降は大規模なデータ収集は行われていなかった。日常診療では体温が記録されるが、測定された季節や時刻は異なり、用いられた測定機器が特定できないなど、研究に用いるには不十分な情報が多い。さらに、一人一人について測定された体温と、本人のその後の長期的な転帰の情報を関連づけることも難しかった。そこで著者らは、コホート研究を計画した。

 対象は、米国の大規模な大学病院の外来を2009〜14年に定期的に受診していた18歳以上の患者で、感染症と診断されておらず、抗菌薬を処方されておらず、外来で測定された体温が平熱の範囲内と考えられた人々だ。測定に

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