突出痛(breakthrough pain)は、オピオイド定時投与によって持続痛が適切にコントロールされている患者に発生する一過性の痛みの増強である。突出痛に対し、昨年から日本でも新たにフェンタニル口腔粘膜吸収剤が使用可能となった。8月28日から30日まで横浜市で開催された第52回日本癌治療学会学術集会で、静岡県立静岡がんセンター緩和医療科の大坂巌氏は突出痛に関する最近の知見について概説し、「突出痛において個別性は重要であり、より詳細なアセスメント、レスキュー薬の適切な選択、多職種チームアプローチにより、より質の高い鎮痛治療を提供することが可能になる」と述べた。

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