新規機序により電解質を排泄させずに利尿を促すバソプレッシンV2受容体拮抗薬トルバプタンは、日本では心不全のうっ血症状改善とともに肝硬変における腹水改善の適応も取得している。そのため、国内では世界に先行して臨床使用が進んでおり、有効性と安全性に対する関心も高い。東京大学大学院医学系研究科の絹川弘一郎氏はトルバプタンの市販後調査結果の解析に関わる1人としてその中間報告をまとめ、同薬剤が既存の利尿薬に抵抗性を示す患者のうっ血症状を改善するとともに、低ナトリウム血症も改善することなどを報告した。

トルバプタンの投与3日目には半数以上の心不全患者でうっ血による呼吸困難感が消失の画像

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