早期乳癌では、アントラサイクリン系抗癌剤やトラスツズマブの投与により生存期間が延長するが、両剤ともに高用量で用いると心毒性が懸念される。今回、これらの薬剤による術後補助化学療法を受けた早期乳癌患者を対象とした臨床試験PRADAから、アンジオテンシンII受容体拮抗薬カンデサルタンは左室駆出率(LVEF)の低下を抑制することが明らかになった。一方、同時に検討されたβ遮断薬メトプロロールでは、効果を認めなかった。米国心臓協会学術集会(AHA2015、11月7〜11日、オーランド開催)で、ノルウェーAkershus University HospitalのGeeta Gulati氏が報告した。

乳癌術後補助化学療法患者、ARBに心保護作用の画像

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