血友病Aの治療に使える初めての抗体医薬が登場した。このエミシズマブ(商品名ヘムライブラ)は既に日経メディカルでも取り上げられており、よくご存じの読者もおられるかもしれない(関連記事)。エミシズマブは、中外製薬が創製し、2018年3月に厚生労働省から承認を得て、2018年5月から販売を開始した。

 エミシズマブは、活性型血液凝固第IX因子(FIXa)と血液凝固第X因子(FX)の双方に結合する二重特異性抗体だ。血小板のリン脂質膜上でFIXaとFXを適切な位置関係に保持することで、血液凝固第VIIIa因子(FVIIIa)の機能を代替し、その後の血液凝固反応を促進させる。

「技術ドリブン」で研究を進める製薬企業の強みの画像

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