急増する外国人患者に対応するため、国立国際医療研究センター国際診療部は2016年から、医療従事者や栄養士、ソーシャルワーカーなどを対象に外国人医療実践講座を実施している。その第8回目となる「緊急帰国支援 国際医療搬送に備えよう」が今年2月に開催された。
 今回取り上げたテーマは「国際医療搬送」。海外渡航中の日本人が外傷や感染症、心血管イベントといった重篤な疾患を発症し、日本での治療を希望している場合や、医療機関に救急搬送されてきた訪日外国人患者が帰国を希望した場合の対応法が紹介された。
 国際搬送をする場合は、症状が落ち着いた段階で民間旅客機を使って搬送するのが一般的だ。重篤な疾患を抱える患者が民間旅客機で移動するには、原則として幾つかの要件を満たす必要がある。主なものは以下の通りだ。

海外で脳卒中を起こした患者が帰国を希望したらの画像

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